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2007/04/04

リーダー不在

二回目の党首討論を見て失望した。先ずは新首相、前首相の病気に感染したように暴走(暴言?)する二人の大臣に歯止めをかけられない弱さを自ら暴露してしまった。対する野党党首の迫力のない質問にも大いに失望してしまった。日本には二大政党制と言うのは適していないのではとさえ思ってしまった討論会であった。賛否はさておき核保有に関する論議はもっと慎重に成されるべきではないだろうか?正直に本音を言う二人の政治家、そう言う意見もあってしかるべきであるが政府の要人ならもう少し慎重にやって欲しいものである。腹の奥に幾つもの顔を持つくらいの老齢さが全く見あたらない。その点中国の政治家達は強かである。日本でも戦国時代の武将の中には「人物」がたくさん登場する。大河ドラマ「巧妙が辻」もクライマックスを迎えようとしているが日本の政治家の皆さんも少しは「家康の手腕」を参考にしたらどうかと言う場面が多々ある。最も小生は家康嫌いではあるが、、、。国民がもっと政治に関心を持ち利口になれば必ず今の政治には「NO」と言う日が近々訪れることは間違いないと確信する。アメリカがそうであるように!日本の良さを再確認し、それを教育に反映させるようなシステムの構築こそ教育基本法の原点と思えるのであるがどうも今の世の中その逆方向へのスピードが加速しているようにみえてならない。先日出張で韓国を訪れたが社会的な問題は日本と余りにも酷似しているのに驚いた。韓国でも格差が急速に進行しつつある。経済格差(貧富の差)、教育格差(エリート階級への思考)は日本以上かもしれない。そんな中同行してくれた韓国人の社長(別府で免税店を経営)が紹介してくれた方々は日本人が失いつつある「情緒」を備えたとても愛すべき人達であったのが何故か無性に嬉しかった。