ページ

2017/03/13

忖度(そんたく)

「みぞうゆう」と官僚の作った原稿を読み違え「未曾有」の失態を演じた大臣がいたが彼に「忖度」と言う単語が読めるかな?と思いつつ連日の森友学園問題の茶番劇を見ている。この馬鹿げた事件を見ながら「忖度」「斟酌」という言葉を思い浮かべた人は「悪しき世の慣習」と言ったことにある程度の見識を持った人だと確信する。この問題、最大の罪人は言うまでもなく「経営者ファミリー」、その次はこの犯罪もどきに直接断を下した「お役人」の方々であることは容易に想像がつく。こういった案件に杓子定規(もっともな対処である)に「NO!」を言ってきたお役人は間違いなく「出世」から縁遠い人たちである。「名誉園長」や「総理ばんばれ」に惑わされそれを忖度し、「こんにゃく」に斟酌を加える、実行犯は当該案件に携わったお役人であるが真の犯人は「何も関わっていませ~~ん」「私は公人、妻は私人」とのうのうと宣っておられるあの!夫婦だと思うのは小生だけ?これだけの罪を罪とは思わずあちこちに「私人」と称して出歩いている私人妻を野放しにしている?公人夫、、、3.11の追悼記念の公演で敢えて「原発災害」という言葉を使わないあの態度に与野党を問わず「これでは日本は駄目になる!」と声をあげる先生方がどうして現れないのか?不思議でならない。小生の周りにも「政治屋オタク」がたくさんいるが彼らは今の政治をどのように「眺めて」いるのかなあと。最大野党も蓮舫で終焉を迎えようとしているが与党もこれを期に内部分裂をし「政界再編」を是非実現させて欲しいと切望する。我が県で後にも先にも唯一の「総理大臣」トンチャンが総理在任中、「忖度、斟酌」の遺産が何一つ残されていないのは「身に一片の疚しさ」を持たなかった政治家としての心情故であると今尚信じている。

2017/03/02

「ゲスの極み」政治屋

先月、我が町の市議会議員選挙があった。長年の付き合いがある市議さんは無事7期目の当選を果たしたが驚いたのは選挙結果、なんとトップ当選したのは地元サッカークラブを賞味期限切れで退団した元サッカー選手。ベテラン議員さんの倍近い得票をみて唖然とした。しかも最下位は当然落選するであろうと思っていた覆面レスラー、その人間性を知る由もないが議員活動に覆面?これが当選するのが今の政治屋の資質なのかと恥ずかしさとやりきれなさの選挙であった。県政、国政も然り実に情けない醜態を連日目の当たりして、これからの日本の姿を想像することさえできないでいる。日本に限らず世界各国のリーダー不在はどこの国も深刻である。トランプのような資質の欠片もないリーダーの演説に惜しみない?拍手を送る映像も、シドロモドロの答弁をするリーダーの後ろで口を歪め人を見下したうすら笑いを浮かべる大臣の姿も小生には全く同じに見える。今問題視されている馬鹿げた学園騒動の答弁に怒りも顕に「私は公人だが妻は私人なんですから、、、」と平気で宣うあの姿にとてもこの国の舵取りができる人間とは思えないと確信するのは小生だけではあるまい。これからの(今もであるが)日本が危うくなるのは政府与党の自民党の連なる「政治屋」のせいである。何故党内に反主流派が台頭しないのか?何故今のような情けない党首の采配に「NO」と言える人が出てこないのか?その一点に今の政治屋と呼ばれる人たちの資質のなさが現れている。野党にそれを望むのは無理であることは歴史が証明してる。日本は移民国家アメリカとは違い二大政党制は不似合いである。むしろ多党制こそが日本のこれからにとって最もよい政治形態と常々思ってきた。野党は政党の再編を、与党は数派に分裂し新党を結成、「是々非々」で各党が直面する課題を議論し会えるような政治はできないものであろうか?とリーダーや閣僚など「政治屋」ファースト、自分ファーストの面々がブラウン管に登場するたび嘆くこのごろである。