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2010/05/25

びっくり仰天

昨夜のサッカー、敗戦後の岡田監督のインタビューを見て失笑してしまった。大戦の前の小競り合いに負けた大将が大殿様に次の大事な戦の指揮を執ってもよろししいでしょうか?と聞いたようなもので、最早指揮官としての資質そのものを疑ってしまう光景であった。漲る闘志、揺るがぬ気力は指揮官の備えるべき最低条件のはずである。如何に自分が解かっていないか?彼の虚ろな表情がワールド杯の成績を暗に教えてくれた一こまであった。昨夜の彼と同じ表情の人が連日ブラウン管に登場し「この人一体何を考えているの?」と失笑ならぬ失望を我々に与え続けている。鳩山首相その人であることは言うまでもない。小泉を皮切りに今日まで多くの総理が誕生しては消えていったが現政権も終焉を迎えよとしている。朝鮮半島有事の可能性が無きにしも非ずの近頃であるが「抑止力」のなんたるかを国民の多くが知るには絶好の世界情勢である。日本人があまりのも「国防」に無知な国民であることはこれまで幾度か言ってきたが当のリーダーがこれほど無知であったことに驚きよりも恐ろしささえ覚えるこの頃である。
もし、日本が韓国の立場であったらリーダーはどう対処するのだろうと考えてみたが領海・領空を侵犯されても「早く出て行って」と有耶無耶にしてきたことを思うと容易に想像がつくというものである。普天間問題は長きにわたり自民党政権が「何も進展させることができなかった」案件であるにも関わらずしゃーしゃーと他人事のように現政権を瀕する輩を見てると「政治家」の資質がよく理解できるきがする。社民党が連立を離脱すれば党は消滅、国民新党はあってないようなもの、小生の言い続けてきた多党政治が現実味を帯びてきた。小泉の息子が親の田舎芝居をそっくり真似てピエロのようにはしゃいでいる自民党に復権の力はもういかほども残っていないのであるから。
地方分権こそがこれからの日本を立ち直らせる唯一の道と確信するがそれを推し進めるリーダーが不在!なのが情けない。

2010/05/01

迷走する日本

政権交代で与党となった「民主党」であるが最早政権は危機的状況にある。一昔前の社会党が「何でも反対社会党」では維持できなくなったときに似ている。野党時代にもう少し政権与党としてのシュミレーションをしていればこうはならなかったであろうにと同情すら覚える。ツートップのリーダーシップの欠如が最大の要因であることは明白であるが国民の多くは自民党よりはマシと思っているのではなかろうか?一年ほど前、会社の同僚との会話の中で近い将来多党政治になるよと話したことが現実味を帯びてきた感がある。どの政党にも「リーダーたる資質」をもった人物が見当たらないからの発言であった。小泉・竹中が一気に日本をダメな国へと引きずり込んだあとは顔すら思い出せないくらいの資質に欠けたリーダーもどきが「ダメ日本」を加速させていった。小泉のような田舎芝居のパフォーマンスに踊らされる日本人が急増していった要因を作ったのはそれ以前の自民党政治である。その手助け?をしたのがおそまつなメディア、コメンテーター達である。昨今のテレビ番組が「お笑い」「クイズ」「料理」の三本柱では「本を読まなくなった若い世代」が「考える」「感じる」ことは益々廃れていくことは明白である。一昔前の日本、悪いものは悪いと学校でも家庭でも「叱る」教育をしてきたが今はどうか?学校で何かあるとすぐさま親がしゃしゃり出て文句を言う、、、学校はビビって何もできない、過保護な親に教育された子供たちがこれからの日本を支えていくのかと思うと空恐ろしくなる。
「教えるは学ぶの半ばなり」という言葉があるが若い世代の人々との付き合いの中でついついお説教じみた事を言う自分が見えるときこの言葉の真理をつくづく実感することができる。
悪い結果は全て人のせいにする馬鹿な人間をたくさん見てきたが先日の国会中継で民主党の閣僚が自民党の元閣僚の質問に「あなたがたのやってきた悪政のつけじゃないですか!」と言っていたが「それを言っちゃあお終いよ?」である。リーダーとしての資質のなさをこれほどはっきり理解できるのはテレビの良さではあるが、、。
5月末決着予定?の「普天間」問題は決着など到底不可能である。これを機に政権は大きく動くことは間違いない。