ページ

2007/04/04

東京マラソン

昨日の東京マラソン、時折テレビで見ながらさて何パーセントの人がこのイベントに賛成するのだろうか?との思いに駆られた。大都会の主要道路が長時間に渡って閉鎖され、困った人達も多々居たであろうにと小生はこのイベントに異議を唱えたくなった。そもそもは石原都知事の言動に違和感を感じていたところから始まるのであるが、、、。地方自治、国政のリーダーは庶民?の出身者が望ましいと近頃思うようになった。高級料亭での官官接待一つ取っても、とても庶民は理解できない行動であるが何の疑問もなくそれをやってのけるリーダーが「格差」の実体をどれ程の認識で把握しているのか甚だ疑問である。
真摯に!本気で!国政、県政に取り組もうとすれば担当部署の責任者と四六時中顔をつきあわせ説明を聞き議論し方向性を確認しあうと言うような作業をやらねばならない筈で何日に一回しか登庁しないようなリーダーはリーダーたる資格がないのでは?と思ってしまう。3万人近い市民ランナーが歩きながらゴールにたどり着き、ボランティアの人々に「有り難う!」と声をかけている姿が放映されていたが、このイベントのお陰で迷惑を被った人々にも声を大にして「ご迷惑をおかけしました、有り難う!」と言って欲しいなあとついつい思ってしまった。我が県でもJリーグに参加できるチームを創ろうとサッカー大好き人間が立ち上がったことがあったがこれに県も市も賛同?し遂にはJ1への切符を手に入れた。大借金を抱えることになったドーム、大赤字のチーム、血税をこれらに投入することにスポーツファンですら異議を唱える人は多々居るはずである。それほど巨額な資金を費やすなら他の選択肢もあったはずであるが?100%賛同を得られることなど100%あり得ないが大切な事前の「討議」が蔑ろにされているのが昨今の政治に顕著に表れている。そしてそれが世の風潮ともなっているのではないか?議論は「判断」の材料であり、それを参考に「決断」を下す、これが真のリーダーたる所以ではなかろうか?