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2008/04/03

環境破壊

3月にツバメ? 桜の花がやっと開花したこの頃、一分か二分咲きの桜並木の間をツバメが飛ぶ姿を見て驚いた。幼い頃の記憶では梅雨の前に南の国から飛来し、巣を造り、雛を孵し、梅雨のあける頃再び南の国へと帰っていく、、、、ここ数年その記憶が打ち消されそうな位自然現象の異常が季節ごとに起こっている気がしてならない。ツバメが巣を造り、雛を孵し、餌を待つ雛にせっせと餌を与える姿が好きで好きで仕方がない小生としては何とも心配な現象である。地球の平均気温が6度上昇すると人類は滅亡するとのデータもあるが現在の地球はまさにその方向へ着実に進んでいる。少なく見積もって50年に1度上昇するとしても300年後には人類はほとんど存在していないことになる。太陽の寿命が後35億年とされているが太陽の消滅=太陽系の消滅=地球の消滅なのであるが、そのときを待たずとも人間の愚かさから地球は水の惑星から死の惑星へとなることは明白である。そういった観点からいくと今年夏の「北京オリンピック」は人類が「環境破壊」の現実を認識するには好都合の開催地?と言う気がする。発展途上の国が先進国から環境破壊を理由に開発を断念するよう迫られても誰も聞き入れる筈もないことで、今後も延々と温暖化は進むであろう(緩やかになることはあっても気温の上昇を止めることは限りなくゼロに近いと確信する)
ツバメの習性(姿)が何故好きなのか考えたことがある。結論から言えば「未来」「夢」を感じるからだろうと。。幼稚園児が登下校に黄色の帽子を被り列を作って歩く姿に微笑ましさを感じるのも彼らの将来、姿に夢を見ることが出来るからだと自分勝手な解釈をしている。
今の子供たちのためにも少しでも長く「水の惑星」が長生きできる工夫を世界中の大人たちが真剣に考えて欲しいものである。

2008/04/02

潔さ(いさぎよさ)

石原都知事の肝いりで誕生した「新東京銀行」が開業3年目で途轍もない赤字を計上し世間の目に晒されている。素人の私でさえ「慈善事業」と思ったくらいで、金融関係者なら誰しも「ありえない事業」であったのは明白である。そもそも彼は都政の舵取り役即ちリーダーとして不適格者と確信していたがそれがこのような形となって現実化した。まさか以前の総理のような「敵前逃亡」はしないであろうが気になるのは責任問題に対する彼の一連のコメントである。「発案はしたが運営はしていない、、、」これがリーダーの言葉?と唖然とする。郵政民営化を強引に推進した首相の無責任さにどこか共通する部分があるように思うのだが。そもそも「指揮官」と言うのは大所高所より「もの」を見る器量が必要であるがその原点にあるのは「庶民目線」ではなかろうか?
これまでの彼の傲慢とも思える言動に「庶民目線」を感じることは一度もなかった。中小企業の救済と言う企業理念を維持する限り再生など到底ありえない。企業(銀行)の再生・存続を優先するのであれば創業理念は消える(消さざるを得ない)。後者を選択すれば「何のための血税投入だったのか?」になり、前者を選択すれば赤字は増え続けるばかりである。ここは自らの非を認め英断を下す以外選択肢はないと思うのだが、、、。我が町でも似たようなことがあった。サッカーブームに乗って?ビッグアイと言う採算度外視の建物を前知事の時代に建てたが案の定赤字の垂れ流し状態が続いている。現在の知事の県政に対する姿勢はまさに「庶民・県民目線」が感じられ高く評価しているが出来ることなら「英断」をもってして血税の流出を止めて欲しかった。前経済連の会長が新東京銀行の件で「俺もトヨタも関係ない!俺は知らんよ!」と言いながら車に乗り込むシーンをTVで見たがこれが嘗て経団連の会長を務めた人?と情けなかった。政界・財界ともに「人物」が居ないのだなあ~とつくづく思った。武士道にも通じる「潔さ(いさぎよさ)」を持ち合わせた「人物」はもう現れないのであろうか?