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2007/05/17

子供の国日本

教育基本法の改正を異常なまでに急ぐ政府、裏腹に「シンポジュームのやらせ」が堰を切ったようにマスコミに登場するようになった。小泉前首相の行った?「改悪」が次々と形となって表れる昨今、「劇場全盛」時代何も批判めいたことを言わなかった評論家達が挙って小泉批判を始めた。「やらせ」の現場責任者もたまりかねたように中央の指示でやむなくやったと開き直りとも思えるコメントを発し始めてしまった。それでも新首相は「教育基本法の改正を一時も早く、、、、」と迫力のない答弁を繰り返している。なんとも情けないリーダーである。北朝鮮からミサイル擬きの一発でも撃ち込まれようものなら取り巻きの閣僚達と右往左往するのであろうが何とも情けない政治・国になったものである。日本は世界有数の品格(道徳・情緒・教育・文化etc)を備えた国であると子供の頃から「日本人」の優秀さを誇りに思ってきたが昨今の日本の有り様を見るととても恥ずかしい思いがする。あの村上ファンドの間抜けな顔をした代表が声をうわずらせ「金儲けがそんなに悪いことですか?」と宣って塀の中に入っていったのは何時だったか?それを未だに肯定する企業家が存在し堂々とテレビに登場する、、、一向に「国柄の崩壊」に歯止めがかからない現状を「大人の国」はさぞや冷ややかに眺めているのだろう。内政・外交ともに前首相の残した罪は計り知れない程大きいのではないだろうか。

2007/05/04

つばめ

3月下旬のある日、我が家にツバメが帰ってきた。新築した翌年家の軒下に五つの巣を作ったツバメ達が毎年通うようになって10年になる。子供の頃の記憶では「ツバメ」は梅雨の代名詞だったような気がするが、桜の開花以前にツバメが飛来してくるなど思うだにしなかった。桜前線と言うのも昔は南から緯度線に沿って北上して行ったような気がするが、ここ数年九州よりも東京の桜が早く開花したりと何やら不思議な現象が起きている。九州や関東で4月に雪が降ることや冬場に台風が日本近海に近づくなど当に自然環境が急速に変化している証拠であろう。地球規模での異変はテレビの特番などでよく見聞きするが身の回りの日常生活からはあまりピンと来るものがなかった。さて、そのツバメであるが10年前我が家に住み着いた?当時は雛をかえすのは1シーズン1回だったがここ数年シーズン中2度雛をかえすようになった。5匹の雛が狭い巣の中でひしめき合って親鳥が運んでくる餌を待つ姿は見飽きることがない。顔いっぱいに口を広げ餌を食べるしぐさ、一匹づつ羽を広げ巣立つ準備をする姿や、勇気を出して飛び立つ巣立ちの日は感動物である。ある年、その可愛い雛が「カラス」に襲われ全滅したことがあった。その前にも友人からもらった鶏を庭に放し飼いしていたとき「カラス」の餌食になったことがあったがいまだにあの黒いカラスを見ると憎くてたまらなくなる。道端でカラスを見かけるとクラクションを鳴らして驚かすのであるが悪党ガラスは一向に驚かない。併走している車のドライバーはしっかり驚いてくれるのであるが、、、。
我が社の社内報に掲載される社員の原稿に子供・家族の記事が増えてきた。家族を想い、子供の成長を楽しみにしている社員の記事を見るたびに嬉しさと同時についついあの可愛いツバメの家族とダブらせる自分に苦笑する。

高野連

西武の裏金問題に端を発した高野連の対応はお粗末限りないものであった。特待生制度自体賛否両論があるが、高野連と言う組織自体に疑問を感じた人も多かったのではなかろうか?私立高校のうち県レベルで常に上位に位置する学校では「特待生制度」は常識であったにもかかわらず何も手を着けなかった彼らの責任はそっちのけで聖人君子のようなコメントを出す何処かの官僚のような態度に怒りを覚えた野球ファンは多々居たはずである。特待生制度の是非をしっかり議論し、現実に即したルール作りをし、チェック機能を強化する作業こそ彼らがもっと早く着手すべきであった。野球少年のなかには家庭の事情でこの制度のお陰で高校に進学できた子供も居たはずであり、彼らを巻き込むことは罪なことである。春の選抜、夏の甲子園を目指している高校球児にもっと心ある処置をしてやるのが「高野連」「大人」の仕事ではないだろうか。全ての責任を高野連幹部の管理不足として彼らが職を辞して欲しかった。その後でもっとハッキリしたルール作り、チェック体制に取り組めば良いのでは?と思ってしまう。我が県の私立高校には「特特進」「特進」と言う制度を設けて居る高校があるが全国でも同じようなシステムの私立高校が多々あると聞く。この制度自体にも疑問を持っていたが、世間は容認?している感がある。こうしたスポーツの特待生、学業の特待生問題とプロ球団が憲章に抵触するような問題は別問題である。度を超した悪質な高校は別としてもっと寛大な処置を切望してやまない。