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2008/01/31

スポーツ万歳

マラソンのテレビ中継を見ながら何時も思うことがある。2時間一寸の間、ひたすらランナーを追いかけるだけの番組(映像)なのに飽きることなくゴールまで見てしまうのは何故なんだろうと。それが昨日の大阪国際を観戦して少し理解できたような気がした。ランナーはもとより監督・コーチ、解説者、ゲスト、、、彼らの表情・コメントから面白いように人間模様が読み取れる妙!これがマラソンのテレビ中継のおもしろさだと気づいた。レース半ばに登場したQちゃんの元監督(コイデ)がトップをひた走る福士を絶賛していた。自分としては彼にもともとあまり良い印象を持っていなかったこともあり30キロ過ぎでもこの走りが出来ると確信してのコメントなの?と冷ややかに聞いていたが結果を見てやはりこの人は「怪しい、、、」と納得した。福士の監督さんもレース後半の教え子の惨めな姿を見ながら悔やみきれないほどの自己嫌悪に落ち込んでいるのだろうと想いながら彼の表情を見ていた。中継車からコメントしていた千葉や有森の言葉には経験者らしい生の姿(失速するのでは?と言ったニュアンスの)が伝えられていたがメイン解説者やアナウンサーは殊更「福士・福士」でレースの本当の意味での実況をないがしろにしていた感があり歯がゆい思いさえした。女子ゴルフで不動裕理がトップを独走しているにもかかわらず桃子・さくら、、、をカメラも話題も主役そっちのけで追い続けるのと似ているのでは?と 真にスポーツを愛するわが輩としては断じて許せない気がしたのであるが。お陰で日本人一位でゴールした彼女の名前を未だに思い出せないのは当に低レベルのテレビの所為である、、、と言うことにした。
さて、夕方の大相撲!優勝した白鵬をみて子供の頃に見た大鵬・柏戸などの横綱としての品格を漂わせる大横綱になる予感を覚えた。日本人以上に日本人らしい、国技としての力士の風格が彼にには備わりつつあるように感じた。対する朝青龍、気力・技量は休場前に戻ったと言う解説者も居たが後一歩の詰めの甘さは彼が峠を越したと感じたのは小生だけだろうか?言うまでもなく「品格」に至っては一向に備わった形跡がない。