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2013/08/03

一か月の休養

腰椎狭窄症と診断されたのが6月末、診察を受けた次の日に入院、翌日にはオペと電光石火のごとく25年ぶりの入院生活を送ることになった。幸い素晴らしいドクターのおかげで腰椎2か所の除圧手術をしたにもかかわらず、術後三日目にはあれほど痛かった痛みがほとんど消え、ここ数年腰痛に悩まされてきたのが嘘のような体になった。術後は専らリハビリに精を出したが一日一時間のリハビリ以外することがない。これ幸いと「読書」三昧の日々を送ることにした。30冊近くの本を読んだがもっとも興味深かったのは以前読んだ藤原正彦著「この国のけじめ」であった。
日本人の良さが雪崩のように崩壊していく今日、彼の言わんとすることは実に的を得ていると常々思ってきた。社員にもこの本を読めと強引に勧めたが彼らがどれほど共感を得たかいまだ聞いていない。冷房の効いた個室で快適な入院生活を送ったのち下界に戻るとこの猛暑!まさかこれほどの暑さだったとは、、、見舞いに来てくれた友人が揃って「暑いからゆっくり入院していたほうが良いですよ~」という言葉が今になって理解できた。さて、其の下界?であるが相も変わらず良き日本の(日本人の)崩壊が進行しているのに唖然とさせられる毎日である。参院選挙は病院を抜け出して期日前投票をしたが現政権政党に投票する人たちは何を思って投票するのだろうとか細い抵抗を試みて野党に投票したが予想通りの結果に改めて失望した。不甲斐ない野党故仕方ないでは済まされないほど日本の危機は深刻である。アベノミクス等と言って実体のない期待感だけが先行する現状を国民はどう受け止めているのだろうか?何もできなかった前政権のおかげで何をしてもよい今の政権、少しはましになるはずであるが、相も変わらずバカ議員が失言暴言を繰り返している。元総理が尖閣問題でとても常識では考えられないような馬鹿な発言をして中国を喜ばせたがこんなのは例外としても「議員先生」と言われる人種の方々のレベルの低さにはホトホト寒心させられる。先日の太郎ちゃんのナチス失言、、、彼の弁明は大阪の目立ちたがり屋の慰安婦発言の弁明とそっくり!反省の「は」の字もないのだから。このような人種が日本のかじ取りをやっているのだから正に「日本の危機」なのである。民主党の分裂は確実であろうが、自民党もこの際分裂して多党政治にでもなったほうが日本の政治はうまくいくのではないかとさえ思う。政策の決定ごとに離合集散し良識ある判断、政策をしていけば?と本気で考える今日この頃である。