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2010/11/16

この国の仕組みを変えるとき

大河ドラマ「龍馬伝」が今月末で完結する。激動の時代=国の仕組みが変わるというテーマが現在の日本の姿とマッチングし高視聴率を維持してきたのであろう。主役は存在感乏しく役不足であったが山内容堂、後藤象二郎、徳川慶喜など脇役陣はそれなりに役を演じ切った感があった。江戸から明治という劇的な歴史の変遷を見ていて今の日本もこれくらいのことをやらないと本当に世界の笑い物に、言い換えれば日本人が世界に誇る「日本人の魂」が日本人自らの手でかき消されてしまうのではないかと思ってしまう。延々と政権を維持してきた自民党の負の遺産を引き継いだ民主党は気の毒だともいえる。政権を支えるには未熟すぎたが野党に下野した自民党も日ごとにその低レベルさを暴露するばかりである。日本の、日本人の良さを崩壊させる原動力?となった小泉やそのブレーン、職場放棄をした元首相などはこれからの日本(政治)には必要のない人たちであるがその息子達のレベルの低さには期待など到底持てない。官僚の堕落ぶりも「仕分け作業」のお陰で多くの国民が知ることになった。政治家と官僚、国の舵取りをする彼らの組織、仕組みそのものを変えなければ日本国、日本人は「世界」に取り残されてしまう。
良識の府と言われる参議院は本当に必要なのか?政権与党の任期を固定しマニフェスト実現に腰を据えて取り組める仕組みはできないのか?「国民の総意」がとかく重要視される昨今、国民が首相を選ぶルールはどうか?与野党の立場を超えて若い人たちが結集すれば世論は必ず支持すると確信している。