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2014/10/20

崩壊し続ける「日本らしさ」

政界の茶番劇が又始まった。案の定「こんな連中が大臣?」と思っていた女性大臣が二人辞任に追い込まれた。靖国を参拝した3人もこれから内外からのバッシングで辞任に追い込まれても仕方ない素材の面々である。大阪のオッチャンではないが「顔」でその人間の資質はある程度わかるものである。理化学研究所の茶番劇もそうであったが、女性の新閣僚6人?の顔を見たとき直感した。品のないおばさんの傲慢な顔、エリート意識満載で人を小馬鹿にした顔、原発での失言で反省のかけらも見せずバカ面をさらけ出す顔、リーダーの任命責任こそ大罪である。政策の全てが結論ありきで強引に舵を取る姿勢、国会答弁でのお粗末限りない姿を見るに付け「なんでこんなのがリーダーになれるの?」と政治屋の人材不足を思い知らされること度々。
アベノミクスなどと言う言葉に自らが有頂天になり景気が回復したなどと本気で仰っしゃる姿に一国のリーダーの「重さ」は微塵もない。小泉政権の時もそうであったが寝言のように己の夢?を実現させるために演じつづけた茶番、それに振り回され続けた国民、その繰り返しが今の政治である。国民の負担(税金)にオンブに抱っこの景気対策、なぜ身の回りのコスト削減(議員数の削減、給与カット、税金泥棒的な部署の削減、天下りの根絶、、)をしないのか?一般企業が経営の立て直しをやる第一歩はオーナーの給与カット、無駄な経費の削減である。それをやったうえで仕入れコストの見直しや、得意先の選定など、そして中短期の経営戦略をたて実行する!のが常識である。政治とて同じ、先ずやるべきことをやらずして派閥、仲良しクラブのお付き合いを優先させるこれまでの政治屋さんに真の「政治家」の姿はなかった。
オリンピックの誘致より東北の震災にこそ大金を投じるのが「日本の良さ」ではなかったか?北朝鮮がどういう国か分かっていないような対応もお粗末さを通り越して「間抜け」外交の極めである。
再稼働ありきの原発対応しかり、リニアモーターカーの認可しかり、日本がこれから目指すべき姿を見極めようとせず政権維持がすべてのような対応などお粗末限りない政治を連日目の当たりにするのはなんとも歯がゆい。そのうち尖閣にチャイナが上陸しようものなら又病院に逃げ込むのが落ちであろうが、こんな政治がまかり通る原因の一つは野党のお粗末さにある。身を投じて日本のために「政治」をやろうとする「政治家」が与野党にいない。烏合の衆の野党をまとめきるリーダーが出現しない限り今の政治はますます堕落の一途をたどるに違いない。もしくは与党の中にはっきりと「ノー」を言える人材が出てきて今の政権を浄化することくらいしか救われる道はないと確信する。何時も言うようにメディアの質のお粗末さはこれに拍車を掛けている。